あきれてものもいえない

(元)夫の発言に驚かされる毎日です。離婚しましたが、まだまだ落ち着きません。

眠れない

10月のライブ事件から、私は決意していました。

夫はこの先もきっと変わらない。

くだらないことで機嫌が悪くなって、

子供に怒鳴ったり

部屋に引きこもったり。

この先、と一緒にいても幸せにはなれない。

 

シングルマザーになるということは、

実際の生活の苦労ももちろんのことだけれども

それ以上に偏見や蔑みの目で見られることも覚悟しなければいけない。

面と向かって口にする人は少ないかもしれないけれど

私も子供も、嫌な思いをすることもあるかもしれない。

 

今すぐにじゃなくても、高校を出るまで我慢したほうがいいのかもしれない。

 

そんな迷いがありました。

 

それでも私が決めたのは、

私自身が眠れなくなってしまったからでした。

 

以前から、が夜中に帰ってくると、その音で目が覚めていました。

は帰るなり、私と息子がいる部屋に駆け込んできて怒鳴り散らしたこともあります。

大声は出さなくても、ちょっと話があるから来いよと呼ばれることもしばしばでした。

夜中の1時だろうと2時だろうと

夫は自分の都合がすべてです。

 

長年そんなことが続いて、

私は夫が帰ったあと、夫が自分の部屋に行くまで安心して眠れなくなってしまっていたのでした。

 

目が覚めた後、眠れない。

早朝覚醒してしまう。

これは今でも少なからず続いていますが、もしかしたら

うつ病の兆候だったのかもしれません。

 

日中もぼんやりすることが多くなり

息子に話しかけられても、話が耳に入ってこなかったり

 

このままじゃいけない、と

考え始めるようになりました。

 

 

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ハネムーン期

今までハネムーン期のなかった夫ですが、

その謎が解けました。


以前も書きましたが、

ネムーン期とは

DVのサイクルです。


蓄積期(ストレスを溜める)

爆発期(暴力を振るう)

ネムーン期(優しくなったり謝ったりする)

これを繰り返すことで、

加害者は被害者を支配します。


ネムーン期があることで被害者は

加害者を許してしまうんですね。


夫にはハネムーン期はほとんどなく

蓄積期と爆発期と無(静かにしてる期間)を

繰り返して来ましたが

その理由は


今までハネムーン期を作る必要がなかった

からみたいです。


つまり、私が夫のもとを離れるなんて

考えも及ばなかったようなのです。


先日夫はまた突然キレました。

それについて私は離婚したいと告げました。

今度こそ絶対に気持ちは変わらないと。


それを何日にも渡って夫に伝え続けたことで

やっと事の深刻さを理解したようです。


本当に今更遅すぎますが

夫は焦り始めました。


取り繕うように家事を一生懸命やったり

早起きして子供と接する時間を持ったり

私に謝ってきたり


けれどこの10年間

私は変わらない夫を見てきました。


今更、何も信じることはできません。


夫は、私のことを舐めてたんでしょうね。

離れることはないだろうと。


でも、私は今度こそ決心しました。




10年目

いつか変わってくれるはず

 

なんてことを信じてはいないつもりだったのですが

 

ずるずると10年がたってしまいました。

 

夫は変わるといっては

 

またすぐにキレたり

 

引きこもったりを

 

繰り返してきました。

 

はっきりと決断できなかった

 

自分にも問題があります。

 

行動を先延ばしにしてきました。

 

今振り返ってみると、もっと早く動いていればよかったなあと思っています。

 

離婚を迷っている方、

 

いろいろ事情は異なるのでしょうから

 

一概には言えませんが

 

私は子供が小さいころに決断をしておけばよかったと思っています。

 

子供が高校出るころまで我慢できる人は

 

それまで我慢したほうがいいと思います。

 

この十年ほど

 

ずっと子供と2人きりの寝室で

 

寝相の悪い子供に頭をぶつけられながら

 

そう思っています。

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死ねという言葉

メールには

「電話で出ろ!」

「いい加減にしろ!」

「死ね!」

というようなたくさんの言葉が残されていました。

 

確かに何も言わず逃げ出したのは私が悪いです。

けれど、夫は「逃げ出した」という事実だけに腹を立て

「なぜ逃げだしたのか」については

何も考えません。

 

夫は私を服従させたいときに乱暴な言葉を使います。

そんなとき私はいつも「北風と太陽」の話を思い出します。

 

相手にいうことを聞かせたいときに、乱暴な言葉を使うことで

効果が得られるでしょうか。

恐怖心から一時は従ったとしても、それは本意の行動でしょうか。

 

私たちは夫婦です。

夫は私と仲良くやりたいのか、支配したいのか。

仲良くしたいのであれば、そのやり方は

間違っています。

 

着信

逃げおおせた私は、ファミレスで時間をつぶしてから実家に帰りました。

その間、携帯の電源は切っていました。

夫は実家まで追ってくる人ではないのはわかっていましたが

万が一のことも考え、11時を過ぎるのを待ちました。

追ってきたとしても、私がいないことがわかって諦めて帰っているだろう、そう考えた上の判断でした。

 

たかが外出中に口げんかになっただけで・・・と思われる方もいるかもしれません。

 

でも、私にとっては、過去に何度も繰り返されてきた恐怖の時間の再現。

身を守るためには、逃げることしかできなかったのです。

 

実家に帰ってから携帯の電源を入れると

無数の着信、メールが残っていました。

 

 

地下鉄の駅

ライブ会場を出た私は、地下鉄の駅に駆け込みました。

久しぶりの全力疾走。

 

何年も前の記憶が脳裏によみがえりました。

怒鳴られて、殴られて、走って家を飛び出した私。

すぐに夫につかまり家に引きずり戻されそうになりました。

近くにいた人に「警察呼んでください!」と助けを求めたけれど

誰も動いてはくれませんでした。

 

夫に捕まる、その恐怖から逃れるように、ひたすら走り続けました。

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